心電図はふつう安静時に記録するものですが、狭心症は運動した時に発作が起こることが多いので、患者さんに「わざと」運動していただき、その前後で心電図を記録します。
当院では「マスターステップ運動負荷心電図」を行っています。
この何気ない台ですが、サイズは「国際規格」で決まっています。
この台をリズムに合わせて、「のぼったりおりたり」します。
リズムの速さは、年齢・性別・体重で決められます。
上り下りの時間は3分間が目安です。
運動が終わったら、すぐに心電図記録を行います。
狭心症患者では、心電図の虚血性変化(ST低下)や不整脈をとらえることができます。
検査結果によっては、専門病院での精査をお勧めします。
ただ、膝が悪い方は、「のぼりおり」ができませんので、ほかの検査を専門病院でお願いすることがあります。